更新の記事

久々の記事更新をしたいと思う。 最近は全く長い文章を書くことをせず、もっぱらSNSで下品なやり取りに終始してきた。 長い文章――とりわけ、読書の感想文や考察をすることは、自身の論理的思考を鍛えることに繋がる。内容の良し悪しは置いておき、文章を…

なぜ、ボクたちは刀や銃のような武器に魅了されるのか

なぜ、ボクたちは「刀」や「銃」のような武器に憧れるのだろうか? ふと、そんな疑問が頭に浮かんだ。 そもそも、なぜボクたち男の子は武器に興味を持つのだろうか? 武器とは本来、獲物を狩ったり、あるいは人間同士で殺し合う物だ。 だったら、ボクたちは…

それは本当か?

ヤフコメやツイッターにて、日本国などを指して「資本主義の終わり」なる意味不明な念仏を唱える人々がいる。はて、彼らのどれほどがマルクスの「資本論」の一冊でも読んだというのだろうか? いや、そもそも日本国の初歩的な法律すら知らないらしい。 そも…

日日是奇日

今日は本当に色々と考えた事を文字に起こしたいと思う。 まず、以前から私が考えていた「話上手」と「おしゃべり」の違いだ。 かつて、思想家・吉本隆明は「沈黙もまた言語」と喝破した。どういう意味だろうか? 通常であれば「沈黙=無音」の図式が成り立ち…

三島由紀夫の「金閣寺」が童貞文学である理由について

三島由紀夫(大正14年〈1925年〉~昭和45年〈1970年〉)は、昭和を代表する小説家であり知識人であった。 彼の代表作『金閣寺』(昭和31年〈1956年〉文芸雑誌「新潮」刊行)は、昭和25年(1950年)、実際に起こった京都・金閣寺炎上…

初心者が思う、自作のえちち漫画をつくる恐怖!!

※まず、はじめに。タイトルにもある通り、かなり下品な単語を羅列するため不快に思う人は読まないでね! さきほど、ツイッターのアンケ機能を使って質問をしてみた。 『自作のエロ漫画で自慰行為はできるのか?』 実にシンプルかつ、答えにくい質問だったと…

偉大なる打ち切り漫画、「どろろ」について1

手塚治虫の中でも、カルト的な人気を誇る「どろろ」は、週刊少年サンデーで1967年から連載が始まり、一旦は掲載元を秋田書店の『冒険王』に変えて1969年に完結した。 本作が打ち切りとなった理由として、少年漫画的でなく、内容があまりに陰惨である…

史記を再読して思った事など

史記という書籍は不思議な魅力がある。 筆者は最近再読して、改めてそう思った。 司馬遷が記した本作は、今から約2000年も前に成立したとされている。それまでの歴史書といえば、『春秋』であった。 この春秋とは、魯という国を編年体(時系列順に記した…

UFOの日にちなんだラノベについて

1947年、6月24日――アメリカ。 実業家のケネス・アーノルドが初めてUFO(Unidentified Flying Object=未確認飛行物体)を目撃した日を記念日として制定した。 それが今日、すなわちUFOの日だ。 このケネスの目撃情報が全米を駆け抜けた時から、U…

イリヤの空、UFOの夏に思うこと

「イリヤの空、UFOの夏」(著:秋山瑞人)は、2001年10月に刊行された。 のち、「ブギーポップ」シリーズと共に、後世のラノベ界隈に激震をもたらした作品が世に出た。 本作を一言で例えればボーイ・ミーツ・ガールの青春小説であろう。 しかし、本…

夢と狂気の異端作家、ヘンリー・ダーガーについて1

1973年4月13日、アメリカ・シカゴで一人の老人が息を引き取った。彼の名前はヘンリー・ジョセフ・ダーガー・ジュニア(Henry Joseph Darger, Jr.)。享年81歳。 生前の彼は全く目立たない老人だったという。病院の掃除夫を長年務め、生涯独身のまま…