それは本当か?

ヤフコメやツイッターにて、日本国などを指して「資本主義の終わり」なる意味不明な念仏を唱える人々がいる。はて、彼らのどれほどがマルクスの「資本論」の一冊でも読んだというのだろうか?

 

いや、そもそも日本国の初歩的な法律すら知らないらしい。

 

そもそも、マルクスが批判した当時の資本主義とはイギリスでの過酷な児童労働など当時社会問題化していた事象であり、「労働者を守るための仕組み」としての方法などを提唱していたのは周知の事実である。

 

しかし、「資本主義は終わり」マンたちのおかしな所は日本国が「修正資本主義」であることを綺麗サッパリ知らないのだ。いや、その言葉すら出そうとしない。ワザとだろうか?

 

日本国が運用する資本主義はマルクスが批判した黎明期の資本主義ではない。「修正資本主義」だ。

つまり、日本には労働法もあり、さらに福祉関連法もある。社会のセーフティーがある。

 

しかし、「修正資本主義とはいえ、労働者も福祉も満足に機能してないだろう!」と反論する人もあるだろう。その通り。つまり、修正資本主義の中の「制度が機能不全」を起こしているに過ぎない。従ってその機能不全を起こした部分を修正すればよい。もっと言えば、上手く機能しない制度の問題であって「資本主義の終わり」ではないという観点がゴッソリ抜け落ちている。

 

筆者は別に資本主義礼賛主義者ではないが、あまりにもネット上では妄言が飛び交うため、色々思う事があって文章を書いた。

 

間違って欲しくないのは、筆者は政治的な話をしたいワケではない。むしろ、その話題は避けて通りたい。

 

しかし、今回の事はネットでどれだけ妄言が飛び交っているかを知って、筆を執った次第である。